眠っている間に内視鏡 - 福岡市南区・原内科胃腸科

※これらの金額は全て3割負担の場合の金額となっております。（2016年9月現在）

当院では、胃カメラ35,000例、大腸カメラ25,000例を施行してきた臨床経験より、最も楽で安全な検査方法を始めております。

例えば胃カメラは安定剤を使用するため、数分間寝ている間に終了しますので、キシロカインショック（※）という危険性のある咽喉（のど）の麻酔はしません。検査後は喉の違和感や他の気管に入ってしまう誤嚥（ごかん）はなく、すぐに飲食ができます。また、観察のため胃腸の動きを止めるブスコパンも気分不良やショックになる事があるので、ほとんど使用しません。安定剤のみでも胃腸の動きは止まるからです。

感染に関しては、1例ずつ自動洗浄機（過酢酸アセサイド使用）で洗浄をしますので、安全です。

※キシロカインショック…表面麻酔薬にアレルギーのある方が、急激な血圧低下でショック状態になること。

この検査は口から直径9mmのやわらかい管を入れて、食道〜胃〜十二指腸を観察する検査です。バリウムの検査と異なり、胃の色調や細かい変化もわかり、必要に応じて胃の粘膜を一部採取して、細胞の検査（ガンの検査）をすることもできます。最近、直径5〜6mmのものも出ていますが、画像的にやや劣るため使用していません。

観察した結果はその場でわかりますが、細胞の検査をした場合は1〜2週間後に最終結果がでます。

当院の「内視鏡検査」は、"眠っている間"に検査が終わってしまうというのが特長です。検査終了後、『えっ！？もう終わったの？』と皆さん口をそろえておっしゃいます。100人中2人は胃カメラを飲んだ様な飲まなかった様なはっきり分からないと言われますが、他は全く感じていらっしゃいませんでした。

検査前日

検査の前日の夕食は、通常通りでかまいません。

検査当日

• 受付
• まずは、受付に行きます。
• （患者さん）「優しそうな受付の女性で、よかった！」
• 症状を教えてください。
• 何もこわがることはありません。
  リラックスしてご来院してください。スタッフが丁寧に伺います。

• 内視鏡室へ
• 指定の検査服に着替え内視鏡室へ…
  
  なんだか見慣れない機械があり、ちょっとドキドキします。

• インフォームドコンセント１
• 看護師が症状を詳しく伺います。
• また、機械や検査に関する説明をします。
  ＊インフォームドコンセントをしっかり行います
• （看護師）「眠っている間に検査を行います。
  検査後は、通常通り食事をしていただけますよ〜。」

• インフォームドコンセント２
• （患者さん）「なるほど、眠ってる間に検査するから、苦しくないということなんですね！」
• （看護師）「そうなんです。皆さん、検査が終わっても『ホントに検査したんですか〜？？』という感じですよ。また、当院の医師は内視鏡検査60,000例以上の経験があるので、心配せずお任せください！ 患者さんは、ゆっくり休んでいただくだけでいいんですよ。」
• （患者さん）「よかった〜。安心しました！」

• 検査開始
• いよいよ、軽い鎮静剤（安定剤）を注射して、検査が始まります。注射後はすぐに鎮静剤の効き目が表れ、3分間くらいで少し眠たいような、お酒で酔ったような感覚で次第に深い眠りに入ります。

• 検査１
• マウスピースをくわえていただきます。
• 間もなくすると、知らず知らずのうちに眠りにつきます。

• 検査２
• 先端に小型カメラが仕組まれた細い管（スコープ）により、映像をテレビモニター上に映し出します。医師も真剣です。これで、自覚症状がなくても、胃がんや炎症があるかどうかがはっきりと分かります。
• 画像は保存され、検査後の説明の際にご覧頂きます。

• 検査終了
• 検査後も、ゆっくり休んでいただきます。十分に眠っていただいた後、検査結果のご説明を致します。
• その後食事は、ご自由にされてください。

当院にはストレッチャー（移動用ベッド）はありません。なぜなら、安定剤を使用するといっても、検査終了後声かけをすると自分で起きあがって歩いて移動できるからです。

当日絶食でポカリスウェット味の1.8Lの液を飲んで腸内洗浄をしてもらいます。（腸内洗浄のみ希望の方は2,000円程度で、下剤をお分けします。）
大腸の場合も同じ様に、寝ている間に検査は終わります。
大腸検査の時の痛みは個人差があり、痛みの訴えに左右されて検査するわけではありません。腸とカメラとの加減を医師の腕前（技量）で感じて進めます。
（25,000例の大腸内視健検査で、一度も事故がなかったのはこの腕前と、少し臆病な性格と少しばかりの幸運でしょうか。）

検査後はゆっくりお休みください

検査後はゆっくりお休みいただけるスペースをご用意しています。